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事業概況 移動通信事業 2010年 (分割版) | アニュアルレポート | KDDI株式会社 kddi ar2010 j09

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(1)

 KDDIは、「au」ブランドを中心とした携帯電話サービスおよび 携帯電話端末販売、法人のお客様を対象としたモバイルソリュー ションサービスなど移動通信事業を展開しています。

 2009年度の移動通信事業の営業収益は、シンプルコースへの 移行拡大などによる音声ARPUの低下を主要因とした電気通信 事業営業収益の減少などにより、前年度比2.5%減の2兆6,501 億円となりました。また、営業利益については、販売手数料は大 幅に減少したものの、減価償却費等の増加もあり、電気通信事 業営業収益の減少を費用の減少でカバーするには至らず、前年 度比3.5%減の4,837億円となりました。

 2010年度についても、引き続き販売手数料やネットワーク関 連費用の削減を図るものの、シンプルコースへの移行拡大などに よる音声ARPUの低下の影響や、800MHz帯の周波数再編に伴う 追加施策コストとして約800億円を見込んでいることなどによ り、営業収益は前年度比4.0%減の25,450億円、営業利益は 前年度比11.1%減の4,300億円を見込んでいます。

営業収益

0 1,000 2,000 3,000

2,510 2,677

2,863 2,7192,650

06 07 08 09 10

(十億円)

(3月31日に終了した各年度)

営業利益/営業利益率

0 200 400 600

0 10 20 30

(十億円) (%)

354

14.1 14.4 15.9

18.4 18.3 386

455 501 484

06 07 08 09 10

営業利益 営業利益率(右軸)

(3月31日に終了した各年度)

EBITDA/EBITDAマージン

0 200 400 600 800 1,000

0 10 20 30 40 50

(十億円) (%)

24.1 22.3 24.2 30.2 31.2

827

605 598 692

822

06 07 08 09 10

EBITDA EBITDAマージン(右軸)

(3月31日に終了した各年度)

設備投資

0 100 200 300 400 500

(十億円)

377

275 329

392 432

06 07 08 09 10

800MHz 1X 800MHz EV-DO 2GHz 新800MHz 共通設備

(3月31日に終了した各年度)

契約数

 2009年度の純増数は103万契約と、当初の計画を27万台上 回って推移し、年度末時点での累計契約数は、前年度比3.3%増 の3,187万契約、累計シェアは28.4%となりました。

 このうち、第3世代携帯の契約数は3,163万契約と、99%のお 客様に第3世代携帯電話サービスをご利用いただいています。な かでもハイエンドであるCDMA 1X WIN(以下、WIN)の契約数は 2,617万契約と、契約者全体の82%にまで上昇しています。

音声ARPUの減少などにより減収減益 事業内容

主要なサービス

携帯電話サービス、携帯電話端末販売、モバイルソリューションサービスなど 主要なグループ会社

当社、沖縄セルラー電話(株)、(株)KDDIテクニカルエンジニアリングサービス

0 10,000 20,000 30,000 40,000

(千契約)

30,305 30,452 30,550 30,843 30,996 31,233 31,393 31,872

08.6 08.9 08.12 09.3 09.6 09.9 09.12 10.3

(2)

ARPU

 2009年度の総合ARPUは、前年度比6.7%減の5,410円でした。  音声ARPUについては、シンプルコースへの移行拡大やアクセス チャージの料金改定、「指定通話定額」などの料金施策の浸透、 課金ベースでのMOUの減少などの影響により、前年度比12.3% 減の3,150円となりました。

 データARPUは、1XからハイエンドのWINへの移行促進やデー タ定額制加入比率の上昇、およびデータ利用の頻度が低いお客 様への利用促 進を図ったことなどにより前年度比2.3%増の 2,260円となりました。

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000

(円)

1Q 2Q 2009

3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q

2010

(3月31日に終了した各年度) 45,000

38,000 32,000

41,000 41,000 44,000

30,000 30,000

販売手数料

 2009年度の販売手数料単価は、上半期は新規顧客の獲得が順 調に推移し販売に占める新規比率が相対的に上昇したこと、および 09年春モデル以前の比較的単価の高い機種の在庫消化に注力し たことなどが影響し、40,000円を超える水準で推移しました。一方 で第3四半期以降、料金施策や端末面での商品力強化および端末 調達コストの引き下げを背景に販売手数料単価は順調に低下した ことから、年度平均では前年度比7.7%減の36,000円となりました。

販売台数・端末在庫

 2009年度の販売台数は、年度最大の商戦期である第4四半期 において、新規販売が好調であったことなどにより、総販売台数 は前年同期比11%増となったものの、上半期を中心に2年契約型 プランによる機種変更が抑制されていた影響もあり、前年度比 5.6%減の1,020万台にとどまりました。

 2009年度末時点の端末在庫は、評価減済みの端末22万台を 含め、合計で114万台となり、前年度末と比べ33%減少しました。  余剰在庫については、在庫水準の健全化を目的として一部端末 評価減・廃棄を行い、2009年度に計上した評価減 ・廃棄損の合 計額は119億円となりました。

0 100 200 300 400

(万台)

1Q 2Q

2009

3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q

2010

au端末販売台数

(3月31日に終了した各年度) 286 270

245 280

221 256

233 310

解約率

 2009年度は、2007年11月に導入された2年契約型プラン「フル サポートコース」の満期明け影響などから、下半期については前 年同期を上回ったものの、端末保有期間の長期化の影響もあり、 通期では解約率は0.72%と、前年度比で0.04%低下しました。

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0

(%)

1Q 2Q

2009

3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q

2010 0.87

0.75 0.65

0.77

0.64 0.72 0.67 0.85

(3月31日に終了した各年度)

0 20 40 60 80

(%)

’09.3 ’09.6 ’09.9 ’09.12 ’10.3 ’11.3

(予)

15 20

27 33

41

68

シンプルコースの累計契約率

(3)

 当社は、LTE方式による3.9Gシステムのサービス開始を2012年に予定しています。

 当社のLTE展開計画の特長の一つは、早期に全国エリアでの展開を目指すという点です。現段階において人口カバー率は2015年3月期 末までに96.5%を想定していますが、全国へのLTE展開によってビット単価の低減を実現していきます。

 二点目は1.5GHz帯と新800MHz帯のそれぞれ10MHz幅にLTEを導入する点です。10MHz幅に導入することにより、周波数有効利用の 最大化が図れます。

 また、LTE導入までの当社の最大の課題は、伸張が続くデータトラヒックを限られた800MHz帯と2GHz帯の周波数幅でいかに効率的 に収容するかという点ですが、2010年度中に導入するMulti-carrier Rev.Aは、大きな投資を伴わずに現行のRev. Aシステムのソフトウェア アップグレードで対応できる範囲で、マルチキャリア化を実現するもので、最大スループットも9.3Mbpsに引き上げられるため、LTE導入ま での有効な競争力維持策になると考えています。

LTE 導入までのネットワーク整備ロードマップ

基本方針・ 計画の策定

リスク情報の 管理

リスクマネジメント本部

経営層

携帯電話市場

3G / 3.5G

CDMA OFDMA

Wi-Fi

WiMAX(OFDMA:TDD)

3.9G

データ通信 市場

自律的 の実行 全部門/子会社

重要なリスクの 自律的 の実行 重要なリスクの対策部門

対策の策定 是正と改善

実行と管理 評価 対策の策定 是正と改善

実行と管理 評価

報告 指示

報告 展開 支援

報告

∼2008 2009 2010 2011 2012

*CDMA は FDD 方式 展開 支援

CDMA2000 1x

LTE (OFDMA:FDD) Multi-carrier Rev. A

EV-DO Rev. 0 / Rev. A

(注) LTE:Long Term Evolution、OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access

LTEは、端末のデュアルモード等で既存システムとのインターワーク(他システムへのシームレスなハンドオーバー)を実現。

ネットワーク

通信エリアの拡大、通信品質の向上に向けた取り組みを強化  当社はWINで採用しているCDMA2000 1xEV-DO(以下、EV- DO)方式を軸に他社との差別化を図っており、現在EV-DOのアッ プグレード版であるEV-DO Rev.Aのエリア整備・拡充を進め、 2010年3月末時点では、全国47都道府県の主要地域のほとんど をカバーしております。

 現在当社がメインバンドとしている800MHz帯は、2012年7月 までに周波数再編が予定されており、ご契約数・データ通信需要 の増加も見据えた上で、新たに割り当てられる新800MHz帯のエ リア拡大を積極的に進めるとともに、2GHz帯の容量拡張を進め ています。

 また、現行800MHz帯、2GHz帯、新800MHz帯の3つに対応し たトライバンド対応機への移行を進めており、2012年7月の周波 数再編完了までに、すべてのauのお客様のトライバンド対応機へ の移行を進めていきます。

 さらに、20107月にはフェムトセルを導入し、Wi-Fi対応端末 の充実と合わせ、屋内でのデータ利用環境の整備や通信品質の 向上を図っていきます。

 加えて、足元の旺盛なデータ通信需要への対応と効率的な設備 投資の両立を目的として、2012年のサービス開始を視野にLTE方式 の導入を決定しました。また、それまでの高速化ニーズに応えていく ために、2010年度中にMulti-carrier Rev.Aの導入を予定しています。 トライバンド対応端末の状況

0 10,000 20,000 30,000

0 20 40 60 80 100

(%)

52

71

87

トライバンド対応端末契約数 トライバンド対応端末比率

(モジュール系を除く)(右軸) 10

09 11

(予)

(千契約)

(3月31日に終了した各年度)

(4)

au のスマートフォン「IS01」

 Android™*搭載スマートブック「IS01」は、5.0インチ大画面液晶 タッチパネル、フルキーボードを搭載したスマートブックです。新 たに開発した使いやすいauのオリジナルUIを搭載し、カード型メ ニューやタスク管理機能などにより、今までのスマートフォンには ない使いやすさを実現しています。また、従来の携帯電話に慣れ 親しんだお客様でも快適にお使いいただけるよう、日本の携帯電 話の定番機能であるワンセグや赤外線通信機能を搭載していま す。さらに、2010年8月下旬以降にアップデートにより、Eメール (~@ezweb.ne.jp)やデコレーションメールにも対応する予定です。

au one Market —スマートフォンに対応した日本向け

に最適化したアプリマーケット

 グローバルマーケットであるAndroidマーケット™*では、世界中 のアプリを入手できる環境がある一方で、外国語のままのアプリ も多く、検索しづらいなど日本国内のお客様のきめ細やかなニー ズには対応しきれていません。

 「au one Market」では、お客様に 対するセキュリティを確保した上で、 日本語に対応したアプリを日本語で 分かりやすく説明したり、日本のお客 様にとって馴染み深いキャリア課金を 採用するほか、「au one ナビウォーク」

「LISMO!」といったau携帯向けサービ スのAndroid版や、auのAndroid端 末用にチューニングした「セカイカメ ラ」など、Android向けに最適化した アプリケーションを提供するなど、 Androidマーケットと併存させつつ、 日本のお客様に特化したアプリケー ションマーケットプレイスとして国内 ユーザのニーズに応えていきます。

「Android」、「Androidマーケット」は、 Google Inc.の商標です。

画像イメージ

端末

「機能アプローチ」と「感性アプローチ」の両面から機種を充実  当社は「先進性」「価格重視」といった価値観の多様化にも対応 した「機能アプローチ」と「感性・デザイン」に価値を見い出すお 客様に対する「感性アプローチ」の大きく二つの方向性でライン ナップの充実を図っています。

 「機能アプローチ」としては「au」ブランドにおいて、ライフスタイ ルに応じてお選びいただける多彩なラインナップを取り揃えました。  2009年度は、12メガカメラ搭載モデルや、Wi-Fi搭載モデル、 ハイビジョンムービーカメラ搭載モデル、読書やスポーツシーンを 意識したモデルなど21機種(昨年度36機種)を販売しました。  「感性アプローチ」としては、昨年4月に立ち上げた新ブランド

「iida」において、「G9」、「lotta」などの端末8機種と、ライフスタ イルを演出する多彩な「LIFESTYLE PRODUCTS」機器20点を販 売いたしました。

機能アプローチ:継続強化 感性アプローチ:NEW 戦略モデル

auの戦略サービスを象徴する プラスαのこだわりの実現

ライフスタイルに寄り添った バリエーション豊かな端末

新ブランド

ケータイの機能よりも デザインなどを重視する お客様に向けたブランド

+

先進性・機能重視

価格・機能重視 感性重視

IS01

(5)

 なお、基本アプリケーションに加え、 やミドルウェアを含め た携帯電話におけるソフトウェアを共通化し、開発期間の短縮お よびコストダウンを図る「KCP+(KDDI統合プラットフォーム)」は、 本年度投入した機種のうち20機種に採用され、端末コスト低減 にも効果を発揮しました。

 また、2010年度夏モデルにおいては、新CPUをベースにKCP+ の資産を完全移植し処理速度を大幅に向上させたKCP3.0搭載 機種を新たに投入しました。今後はMulti-carrier Rev.Aへの対応 などを含めて継続的に進化させていく予定です。

 さらに、拡大するスマートフォン市場において、auとしては初め

ての 搭載スマートブックとなる「 」と、

phone「IS02」を2010年6月に発売しました。特に「IS01」は、独自 のユーザインタフェイスと日本のユーザを意識したワンセグや赤外 線通信機能などをスマートフォンに具備させることにより、auの独 自性を強く打ち出しています。これによりauが発売したスマート フォンは全3機種となり、今後もラインナップ強化に努めていきます。  また、同じく2010年6月には、au初のデジタルフォトフレーム

「PHOTO-U SP01」も発売を開始しました。

*1 「Android」は、Google Inc.の商標です。

*2 「 Windows®」は、米国Microsoft Corporationの、米国、日本およびその他の国におけ る登録商標または商標です。

2010 年夏モデル

※ 「 EXILIMケータイ」は、カシオ計算機株式会社 の登録商標です。

※ 「 Cyber-shot」「BRAVIA」「ブラビア」は、ソニー 株式会社の商標または登録商標です。

※ 「 PLASMAフラッシュ」は、ソニー・エリクソン・ モバイルコミュニケーションズ株式会社の商 標です。

※ 「 AQUOS」、「AQUOS SHOT」は、シャープ株式 会社の登録商標です。

※ 「 REGZA」、「レグザ」は、株式会社東芝の登録 商標です。

EXILIMケータイ CA005

プリント画質の高速連写や超解像3倍デジ タルズームでより本格的に。使いやすいスリ ムボディの防水モデル。

REGZA Phone T004

操作感がより快適に。モバイルレグザエン ジンによるクリアな映像美。12.2メガカメ ラ搭載防水モデル。

beskey

使いやすさで選べる3つのセレクトキー パッドでメールも打ちやすい。自分に合っ た使い心地にLEDイルミネーションの美し さと、安心の防水をプラス。

Cyber-shotケータイ S003

世界初防水スライドケータイ。12.1メガ高 画質に、PLASMAフラッシュ™を搭載。 スマイルシャッターで笑顔を逃さない。

BRAVIA® Phone S004

操作感がより快適に。見やすくなった防水 デュアルオープンで、〈ブラビア〉のなめら かな映像が楽しめる。

SA002

世界初防水スライドケータイ。選べる楽し さ7色展開。カメラも充実のスリムボディ。

AQUOS SHOT SH008

Wi-Fi&防水対応で快適インターネット。高 感度12.1メガCCDカメラで撮った写真を、 タッチ操作と写真加工で楽しくブログアッ プできる。

SOLAR PHONE SH007

ソーラーパネルの発電効率がアップ。防水 機能と「フィールドロケーター」で太陽の下、 アクティブに楽しめる。

(6)

料金

魅力ある新たな料金サービスを相次いで導入

 2008年6月のシンプルコースにおける分割払いの開始以降、端 末販売時に占めるシンプルコースの選択比率は上昇し、2009年 度は89%となりました。また、これにより2009年度末の全契約 者におけるシンプルコースの累計契約率は41%となりました。  新たな料金サービスとして、2009年8月より、定額料金でお客 様が指定する3件までのau携帯電話への国内通話料が24時間無 料になる通話料割引サービス「指定通話定額(ガンガントーク)」 と、定額制サービス加入への敷居を下げ、データ通信利用の裾 野を拡げることをねらいとしたパケット通信料定額サービス「ダブ ル定額スーパーライト」の提供を開始しました。

 また、2009年11月より、「EZ WINコース」とあわせてご契約い ただくと、「ガンガンメール」として送受信相手や写真・動画の添 付の有無にかかわらず、au携帯電話でのEメールが無料でご利用 いただける新料金プラン「プランEシンプル」および「プランE」の 提供を展開したほか、2010年2月9日~5月9日(受付期間)には学 生とその家族を対象とする割引キャンペーン「ガンガン学割」を展 開するなど、競争力ある新たな料金サービスを打ち出しました。

サービス・コンテンツ

お客様のライフスタイルに着目したコンテンツ戦略を積極推進  シンプルコースへの移行に伴う音声ARPUの下落が進む中で、 サービス・コンテンツの充実によるデータARPU向上が戦略上極 めて重要になるとともに、通信トラヒックに依存しない多様なビ ジネスモデルの開発が急務となっています。

 このようなデータARPUの向上および非通信トラヒック収入の 開拓を目的として、当社はコンテンツ利用料の回収代行、広告、E コマース(EC)、協業コンテンツの提供などによるコンテンツ・メ ディア事業を展開しており、2009年度の売上は、前年度比31% 増の586億円と、年々拡大を続けています。

 当社のコンテンツ・メディア戦略は、一貫してお客様のライフス タイルに着目し、新たな提案を行ってきました。また、常に身近に ある携帯電話ならではのサービス提供を目指しており、特に音 楽・映像・スポーツ・書籍の4分野に焦点を当て、ブランド力や良 質なコンテンツを有する企業との連携によるコンテンツ・プラット フォーム戦略を推進しています。

 本年度は、音楽・映像サービス「LISMO!」において、従来の「音 楽」「映像」に加え、新たに「書籍」に関連するコンテンツを統合し、 総合エンターテインメントブランドとしてリニューアルしたほか、 魅力的な映像コンテンツ提供のため、au携帯電話において、最 大10MBのファイルサイズの映像配信を開始しました。

 また、「スポーツ」への取り組みとしては、スポーツサポートサー ビス「au Smart Sports」を展開しており、会員数は20107月に 200万人を突破し順調に推移しています。

 また、当社が回収代行を行う「着うた®*1や「着うたフル®*1の 音楽、ゲーム、電子書籍などのデジタルコンテンツの拡大に加え て、当社がグリー株式会社との協業コンテンツとして提供するモ バイルSNSサービス「au one GREE」は、2010年3月末時点で会 員数が742万となり、新たな成長領域においても順調に事業を拡 大しています。

 さらに、20106月に開設した「au one Market」では、Android マーケット™*2との連携を図りながらアプリマーケットを拡大し、 データ通信の利用を促進していきます。

*1 「 着うた®「着うたフル®」は、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの登録 商標または商標です。

*2 「Androidマーケット」は、Google Inc.の商標です。

コンテンツ・メディア事業の売上高

0 200 400 600 800

協業・その他 EC 広告 回収代行

(3月31日に終了した各年度) 175

272

359

447

586

06 07 08 09 10

(億円)

(7)

法人向けモバイルビジネス

先進のモバイルソリューションを提供

 当社では、コンシューマ向け市場の成長が緩やかになる中で、 今後も市場の拡大が期待できる法人向けモバイルビジネスにも 積極的に取り組んでいます。大規模法人向けには携帯電話を使っ てお客様の業務を改善・強化するモバイルソリューションを提供 するほか、中・小規模法人市場におけるモバイル需要の高まり を受けて、中・小規模法人向けの販売体制構築、商品・マーケ ティング戦略を推進しています。

 当社のモバイルソリューションの評価として、企業向け内線 サービス「KDDIビジネスコールダイレクト」が「MM総研大賞*1 2009」の次世代ネットワーク製品・サービス部門FMCサービス分野 において最優秀賞を受賞したほか、「ASP・SaaS*2・ICTアウトソー

シングアワード 」において、

が、PaaS*2分野でグランプリを受賞しました。

*1 「MM総研大賞」は、IT市場専門調査会社である株式会社MM総研が、IT分野で積極的 に新商品、新市場の開拓に取り組んでいる企業を表彰する制度です。

2004年に創設され、今年が6回目となります。

*2 SaaS:「Software as a Service」の略称、PaaS:「Platform as a Service」の略称。

*3 「ASP・SaaS・ICTアウトソーシングアワード2010」は、日本国内でもっとも優秀かつ 社会に有益なASP・SaaS・ICTアウトソーシングを実現しているアプリケーション・コン テンツ提供などのネットワークを活用したICTサービス全般について表彰するものです。

新たな収益基盤に向けた取り組み

じぶん銀行、UQコミュニケーションズの取り組み状況  日本のコンシューマ向け携帯電話市場が成熟化し、契約数の 増加ペースが徐々に鈍化する傾向にある中で、当社では携帯電 話をコアとした周辺領域に事業を拡大し、トラヒックに依存しな い収益基盤の構築に取り組んでいます。

au Smart Sports

 「au Smart Sports」は、au携帯電話のアプリ、EZwebサイトと PCサイトにおいて、ランニング・エクササイズ・ゴルフなどスポー ツ時のサポートや摂取カロリー・体重のコントロールなど、「スポー ツ」と「日常の健康管理」の両面からお客様の自分磨きを支援す る総合サービスです。

 2008年1月に提供を開始した「au Smart Sports Run&Walk」は、 スポーツの基礎でもあるランニングやウォーキング時のコースや 消費カロリーなどが確認でき、トレーニング結果をEZwebサイト とPCサイトで管理できるサービスです。

 また2008年11月には、目標を設定することにより、スポーツや 食事のアドバイスを通してお客様の目標達成をサポートするヘル スケアサービス「Karada Manager」の提供を開始しました。  さらに2009年5月には、100種類のエクササイズなどがいつで も実践できる「Fitness」と、目標に合わせたレッスンやコンテンツ をする「Golf」の提供を開始しました。

 今後もKDDIは、「au Smart Sports」のさまざまな取り組みを通 して、お客様に新しいスポーツライフスタイルをご提案します。

(8)

 モバイルコンピューティングの導入により高度なシステムを構築し、顕著な成果を上げているユーザや団体・自治体の事例を表彰する

「MCPC award 2010」において、岡山県警察本部様の「警察統合情報システム(PITシステム)」がグランプリ、ならびに総務大臣賞、モバイ ルパブリック賞を受賞しました。今回グランプリに輝いた「警察統合情報システム」は、すべての警察官が持つGPS搭載のビジネスau携帯 電話「E03CA」が、警察の巨大なIT・通信基盤上で連携することによって、最前線の警察活動を大きく機動化・精強化したシステムです。au を利用したお客様のモバイルソリューションのグランプリ受賞は、5年連続となります。

「MCPC award」グランプリ受賞

2010年 岡山県警察本部様 「警察統合情報システム(PITシステム)」 2009年 九州電力株式会社様 「配電ケータイモバイルシステム」 2008年 綜合警備保障株式会社様 「隊員指令システム」

2007年 いすゞ自動車株式会社様 「みまもりくんオンラインサービス」 2006年 ヤマト運輸株式会社様 「荷物情報リアルタイムシステム」

「MCPC award」において当社お客様が5年連続でグランプリを受賞

 その一つとして金融事業への取り組みが挙げられます。2008 年6月、当社と株式会社三菱東京UFJ銀行が共同で設立した株式 会社じぶん銀行は、国民が一人一台所有すると言われる携帯電 話を通じて、質の高い金融・決済サービスを提供することで、お 客様にとって最も身近な銀行となることを経営目標としており、 2010年5月には口座数が100万口座を突破しました。2008年7月 の開業以来、2年足らずでの100万口座到達は、インターネット専 業銀行の中では最速となります。今年度も、当社と株式会社三菱 東京UFJ銀行との協働により各種プロモーションを積極的に展開 することで、事業採算上の早期の単年度黒字化を目指します。ま た、銀行ビジネスに加え、2010年2月にはモバイルを主体とする 新たなコンセプトの損害保険事業の展開を目指し、あいおい損 害保険株式会社と共同で準備会社を設立し、事業免許の取得お よび事業開始に必要な準備業務を開始しています。

 一方、2007年8月に設立したUQコミュニケーションズ株式会社 は、「広帯域/大容量・高速移動性・常時接続」を特長とする世界 標準規格の通信技術であるモバイルWiMAXの全国展開を行う国 内唯一の通信事業者として、真のモバイルブロードバンド社会を 実現するための重要な通信インフラの整備を進めるとともに、新 たな市場創造、価値創造に取り組んでいます。2009年7月の商用 サービス開始以降、順調に事業を拡大しており、今年度は累計基 地局数15,000局、累計契約数80万契約を目指すほか、2012年度 には単年度黒字化を見込んでいます。

じぶん銀行口座数

0 20 40 60 80 100

(万口座)

18 34

50 64

75

90 85

08.9 08.12 09.3 09.6 09.9 09.12 10.3

モバイルWiMAXの基地局と契約数

0 250 500 750 1,000

0 5 10 15 20

(千局)

2.4

4.8

7.0

15.0

契約数 基地局(右軸)

800

150.3 63.6

21.7

09.12 10.3

09.9 11.3

(予)

(千契約)

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